世界で唯一の「八幡平地熱蒸気染色体験」が八幡平で体験できると知ったので体験してきた

世界で唯一の染め物体験ができる場所が、八幡平にはあります。
皆さん「八幡平地熱蒸気染色」をご存知でしょうか?
八幡平地熱蒸気染色とは・・・日本初の地熱発電所である松川地熱発電所の地熱蒸気を使った、他にはない独特の染色です。非常に珍しい地熱蒸気を活用した手作業の染色は、鮮やかな多色染めの作品を生み出します。大地のエネルギーと職人技が生かされた作品は、1つとして同じものはないオンリーワンの逸品です。
今回は「地熱染色研究所 工房 夢蒸染」にて「八幡平地熱蒸気染色体験」におじゃましました。
地熱染色研究所 工房 夢蒸染


住所
岩手県八幡平市松尾寄木松川国有林559林班ヲ小班

電話
0195-78-2451(※体験は要予約)

営業時間
8:30~17:30

休業日
不定休



八幡平地熱蒸気染色体験スタート!


テディベアがお出迎え。

見本が展示されています。本当にこんなキレイにできるのでしょうか・・・?(ドキドキ)

講師の高橋一行さんから説明を受けながら体験が進みます。

高橋一行さんは八幡平地熱蒸気染色の染色作家さんです!

色合いを決める染料の調合から・・・スタートすることは不可能なので、体験では柄が決まる絞りの工程と着色の作業に挑戦できます。
絞りの工程。まずは布を折ることから。折り方によって柄が変わってくるので、出来上がりをイメージしながら工夫してたたみます。

続いて木綿の糸を使ってぐるぐる巻きに。

続いて着色です。体験で使う染料は、染め上がった時にキレイな色合いになるように職人が調合済み。今回は7色が用意されていました。

自分の思うままに、少しずつ好きな色に浸しながら着色をしていきます。

高橋さん曰く「自分が一番キレイに染めよう」と思うと上手くいかないとか😓
純粋な子どもの方がスパスパ色に浸して、仕上がりもオリジナリティーが出やすいのだそうです💫

邪念を捨てて着色!動きもすばやくなります(注:早ければ良いというわけではありません笑)

最後に液に浸して着色完了。

同じ着色料を利用しても、1つとして同じものはできません。個性がでます。

こうして出来上がったものを・・・
窯に入れて脱色。貴重な窯入れと窯出しの工程を見学できます。

染め上がるまでの20分間は、高橋さんから色々なお話が聞けました。
不思議と体験の方も、新緑の時期は緑色の作品が増え、紅葉の時期になると赤色合いの作品が増えるそうです。今回おじゃました時は、窓の向こうに新緑が映えていました!また、職人同士の会話では「赤」ではなく「レンゲツツジの色」といった方が話が通じるのだとか😳。色の魔術師と呼ばれる高橋さんの話が面白く、20分があっという間でした!

いよいよ窯から出します

染め上がった直後がこちらです。ここから、糸をほどき、水洗いをして仕上げに移ります。

布が広げられるごとに、体験者は大盛り上がり!唯一無二の作品が、出てくるたびに歓声があがっていました。

最後の仕上げは、「地熱染色研究所 工房 夢蒸染」の隣りにある「アルペンローゼ」へ。
ドラゴンアイをイメージした作品が風にはためいていました。

最後にアイロンをかけます。
シワが伸びると、さらに印象が変わり「キレイ」「スゴイ」「花みたい」など、様々な感想が飛び交っていました!

個人的にも大満足な仕上がりでした!特殊な折り方をすると、このように斜めで色を変えることもできます!
同じ作品は一つもありませんね!


いかがでしたでしょうか?

体験は気軽に楽しい雰囲気でできる上に、仕上がりが予想以上にキレイで感動しました😆興味を持った方はぜひこの記事をキッカケに体験していただければと思います。

八幡平地熱蒸気染色体験は要予約ですので、お電話でもしくはFacebookページよりご予約のうえご体験くださいねー!

地熱染色研究所 工房 夢蒸染


住所
岩手県八幡平市松尾寄木松川国有林559林班ヲ小班

電話
0195-78-2451(※体験は要予約)

営業時間
8:30~17:30

休業日
不定休