入社してからのイメージの変化
入社してからインタビュー時点で10ヶ月が経っていました。変化はありましたか?と尋ねると、中から見た気づきについて、即答で話してくれました。「幼少期から家の手伝いはしていましたが、実際に中に入って、より近くで仕事を見るようになって、商品の良さを強く感じるようになったと思います。こだわりを大事にしながら作っていることが、外から見るよりも中から見るほうがわかる部分があることは事実です。知っているようで知らなかったこともありますし、お客様と接している中で” こういうところがいいよね”と言ってもらえて、” あ、そうなんだ”と気付かされることもありますね。間違いのないものを出してきたということを、再度強く感じられるようになりました」
もっと発信をしていきたい
「もっと発信したいという思うようになりましたね。伝統的な製法で作ってはいますが、時代に合わせて、今後は味や製法を変えずに、より手軽に使える形でお出しすることなどに取り組んでおりまして。それもあって、以前はあまり意識していませんでしたが”この商品は、〇〇世代の方にも知っていただきたいな”など、発信を意識したことを考えるようになりました。もちろん自社製品だけではなく、仕事上で色々とお世話になっている方々の商品なども含めてです」
株式会社麹屋もとみやの敷地内には食堂と売店を兼ね備えた「味噌茶屋」があります。味噌茶屋の店内には、地元企業や取引のある方々の商品が並べられているスペースがあり、訪れた人が様々な企業の商品を見ることが可能です。
「置ける範囲にはなってしまいますが、お世話になっている方々の商品もいいものだからこそ、お客様に届けたいという想いがあります」
人とのつながりの輪を大切にする姿勢
店内では麹屋もとみやの商品だけではなくご縁のある企業の商品を手に取ることもできる
「例えば誰かと会うとしても、人を介して繋がっていく部分がありますよね。内々の話だけではなく、地域とか岩手県とか、東北とか、あまりどこの地域かなどにこだわらずに。つながれる人同士がつながって、いいものはいいよねとか、ダメなものはダメだよねと、自然と言い合えるような関係性が築ければ、すごく楽しんだろうなとは、ずっと思っています。これは前職の時から考えは変わっていません。ブレずにいきたいかなという気持ちはありますね
もちろん、同じ質問を例えば半年後にされたとしたら、答えるイメージは変化していると思います。そのような意味でも、人に会ったり、実務を含めて勉強を重ねていかなければと思っています。現時点の目標はありますが、軸はブラさずに生きたいと思っています」
本宮さんが入社してから、敷地内にある味噌茶屋にレンタルスペースをオープンさせたそうです。次回は、レンタルスペースをオープンさせた理由などについて、お話を伺います。
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