過去最多の参加者が集結した「八幡平ヒルクライム2023」のようす🚲

 ヒルクライム(hill climb)」とは…ロードバイクなどの自転車で、山や峠の上り坂に設定されたコースを走るタイムレースのこと。

各地で大会やイベントが開催されるなど、幅広い世代に人気が高まっているようですね。

八幡平市では、岩手と秋田を結ぶ「八幡平アスピーテライン」を舞台に、2018年から八幡平ヒルクライム実行委員会が中心となって大会を実施しています。

2023年8月27日に開催された「八幡平ヒルクライム2023」は、過去最多となる400名を超える参加者がエントリーし、大盛況のなか行われましたので、そのようすをご紹介します。


出典:八幡平ヒルクライム実行委員会

さくら公園イベント広場で行われた開会式では、大会実行委員長の佐々木孝弘八幡平市長が、無事に大会を開催できたことのお礼と歓迎の言葉を述べました。

開会式終了後、全11クラスがスタート地点へ移動しました。
走行距離はメインコースが19.1km、ビギナーコースは8kmでした。
ちょうどスタート時刻に合わせるようにカラッと晴れ、岩手山が姿を現し、これから始まるレースを見守っているようでした😀

スタート地点周辺には、声援を送る方や撮影する方がたくさん集まっていました。
大会開催に伴い「八幡平アスピーテライン」は通行止めになりましたが、松川温泉から藤七温泉を結び、頂上で「八幡平アスピーテライン」とつながる「八幡平樹海ライン」は通行可能でしたので、スタートを見届けたあとは、車で「八幡平樹海ライン」を通ってゴール地点へ向かいました🚗


全国でも珍しい六角柱の柱状節理が見られる岩層の絶壁がある「松川渓谷玄武岩」

八幡平山頂付近、標高1400mに位置する東北最高峰の宿「藤七温泉彩雲荘」

車で「八幡平樹海ライン」を通り、スタート地点から約30分で八幡平山頂レストハウス前の駐車場に到着しました。

「八幡平アスピーテライン」方面へ歩いて少し下った場所にある駐車場がゴール地点です🚩
気温は25℃前後で山の涼しさが感じられ、気持ちの良い青空が広がっていました🌞


続々とゴール!

ゴール後のお楽しみ!


ゴール地点周辺には、レースを終えた参加者の疲れた体を癒すフルーツ、ゆで卵、ドリンクなどが並んでいました🍉🍌

次々と並べられるロードバイクは圧巻でした🚲

参加者の声

八幡平市在住の大澤礼寛さん(写真左)と平泉町在住の菅原空さん(写真右)は過去の大会がきっかけで知り合ったようです。
「中学の時にロードバイクがカッコいいなと思って乗り始めました。今は高校1年で自転車部に入っているので週6日は練習しています。八幡平ヒルクライムは2回目の参加で、前回より良いタイムでした」(大澤さん)
「けっこうハードでしたが、無事にゴールできて良かったです」(菅原さん)
なお、大澤さんは今回の大会の男子Aクラス(高校生~20歳代)で3位入賞を果たしました。おめでとうございます👏

ゴール後に笑顔を見せてくれたのは、2022年に八幡平市に開校した「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」で日本語を担当するクリスピン・チェンバース先生

青森県から初めて参加した皆さん。「今日は朝2時に青森を出発しました。6月に弘前市のヒルクライムに参加したらすごく楽しかったので、すぐに他の大会を調べて、こちらの大会にエントリーしました。コースからの景色が良くて、途中で写真を撮ったりして楽しく走りました」。

仙台市在住の高橋順一さんは、男子Eクラス(60歳以上)で
4連覇を果たしました!
「今年も表彰台に上がる自信はありましたが、65歳での1位はすごく嬉しい。今年は珍しく晴れたし、景色も良くて最高だった!また来年も参加したい」と喜びとやる気に満ち溢れていました💪

<賞品一覧>


入賞商品の他、ゼッケンナンバーでプレゼント抽選を行った結果が記載されていました。

参加賞として、全員に八幡平市産の野菜や「八幡平マッシュルーム」などが贈られました。


初めて見る「八幡平ヒルクライム」は、参加者たちのゴール直後の達成感に満ちた表情や、参加者同士で交流を深めている姿がとても印象的でした。お話しを伺うと、日頃から練習を重ねてタイムを意識しながら走ったり、リフレッシュを兼ねて景色を楽しみながら自分のペースで走ったり、それぞれの思いでペダルを漕ぎ、ヒルクライムを楽しんでいるようでした。
こうした大会が開催できる環境が身近にあることに感謝しつつ、今後も続いてほしいイベントだなと思いました!