思わず二度見!牧草ロールのある風景🐄

毎年、初夏から秋頃にかけて牧草地や牧場の周りに出現する、巨大な白いマシュマロのような物体。その正体は「ロールベールラップサイロ」、通称「牧草ロール」などと呼ばれ、酪農が盛んな地域などで見られ、八幡平市内でも見られる光景です。

刈り取った牧草や飼料作物を機械でロール状に圧縮し、白や黒の専用ラップで巻き、密封して発酵させたものを貯蔵飼料として牛に与えているようです🐄

先日、「おもしろい牧草ロールがある」との噂を聞き、車で向かった先には、あの国民的アニメが巧妙に描かれた牧草ロールが並んでいました👀


道路沿いに積み上げられた牧草ロールに近づいてみると、岩手県内の主要なスポットも一緒に描かれていて、それぞれにストーリー性がありました。そして、地元愛を感じますね!

ひイラストを描いた方にお話を聞いてみたいと思い、隣接する牧場を訪ねてみました。

八幡平市野駄で酪農を営む「MSTファーム」🐄


イラストを描いた「MSTファーム」の高橋恵さんにお話を伺ってみました。愛犬のトムも一緒に🐕

「イラストを描くようになったきっかけは3-4年前にJA新いわてで【牧草ロールコンテンスト】をやっていて、それに応募するためでした。他の市町村では、カラフルに彩られた牧草ロールを見かけますが、市内ではあまり見かけないなと思っていたので、楽しい感じのイラストを道路から見えるように描いてみました。
イラストが得意だったり、描き慣れているわけではないので、インターネットのフリーイラスト素材集を見ながら描きたい画像を決めて、ダウンロードして紙に一度描いてみてから牧草ロールに描いています」

完成度が高いイラストを描くためには、事前準備が大切だったのですね。
ただ、今年は猛暑との戦いがあったようです。

「このイラストにかかった時間は全部で2時間くらいです。今年の夏は暑すぎて、イラストを描いたあとの色塗りの途中で断念してしまいました。あと、仕事の合間にイラストを描いていたら、集乳車の運転手に「熱中症になるよっ!」と声をかけられたこともありました笑」

やさしい笑顔の高橋さんとフレンドリーなトム🐕


牧草ロール前は道路幅が狭く、緩やかなカーブになっているので運転中は前後左右に十分注意しましょう🚧
なお、牧草ロールは道路から遠いものから順番に使うので、イラストは来年2月頃まで見られるようです。
※雨や雪により徐々にイラストが薄れていきます。

「MSTファーム」の入り口にある看板にも高橋さんが描いたイラストがありました🐄表情や色使いが絶妙です💫

最後に高橋さんからメッセージ

「もし、イラストに色を塗りたい方がいらっしゃれば、こちらに声をかけずにマジックで塗っていってください!牧草ロールの横のスペースであれば駐車OKです」とのことなので、見るだけではなく好きな色に塗るのも楽しそうですね!
※牧場側の敷地内には無断で立ち入らないようにしましょう。
※牧草ロールにキズ等を付けないようにしましょう。

場所はコチラ☟