ブレイクの予感!植物界の名バイプレーヤー『エンジェルウィングス』🍃


現在、国内では岩手県八幡平市だけで生産されている南米チリ原産のキク科の多年草「エンジェルウィングス」をご存じでしょうか。

見た目はとてもシンプルですが、初めて葉に触れたときの衝撃は今でも忘れられません!🙌


東京での移住イベント等に一緒に参加することもある「エンジェルウィングス」🌿
白い産毛で覆われた、まるでフェルト生地のような、ふわふわもこもこの葉に触れた方からは、「うわぁ~!!」という驚きの声が上がりました👐😀

そんな、触った人たちを魅了する「エンジェルウィングス」を市内で栽培する工藤園芸の工藤佳輝さんにお話を伺いました。

まずは地元で愛される存在に


八幡平市安代地区のリンドウ栽培に携わる農家で生まれ育った工藤さんは、後継者として海外での技術指導経験もあり、現在は主にリンドウとエンジェルウィングスの栽培を行っています。

10年ほど前、リンドウ栽培の付き合いで南米チリを行き来しているときに、「変わった植物があるから、こっちでも栽培してみよう」ということになったそうです。
リンドウ栽培がむすんでくれた縁でした。
その後、工藤さんが前任者からエンジェルウィングスの苗づくりを引き継いだのは3年ほど前で、現在は4軒の生産者が市内で栽培を行っています。
園芸屋さんや業者間では知られるようになったものの、一般の方にはまだあまり知られていないというのが現状のようです。

「今はネット社会なので、SNS上に取り上げてもらえばすぐに情報が広がるんだろうけど、私たちは農協から出荷して市場に出すという従来の流れメインでやっていることもあって、生産者個人ではなかなかPRまで手が回らないという状況ですね…。
販売する時には、エンジェルウィングスの使い方も提案しないと購入しづらいところがあるので、どんな風に使えばかわいいかとか、花屋さんにも協力してもらいながら考えています。そして、地元で愛されないと全国展開は難しいと思うので、まずは地元でたくさん使ってもらいたいですね」



親株の小さな葉から苗をつくり


鉢へ移して育てます🌱


日光を浴びてぐんぐん育ちます。
現在、3万株ほどのエンジェルウィングスがビニールハウスで栽培され、苗を採れるようになるまでの期間管理されています。「鉢植えのエンジェルウィングスは水と光の加減がとても大切だ」と工藤さんは話します。

今までにない植物の楽しみ方があって良い

エンジェルウィングスの魅力やブレイクの予感を微笑みながら話す工藤さん。

「なんか癒し系で良いじゃないですか(笑)そういう植物の楽しみ方があっても良いと思うし、これは実際に楽しめるものだと思います。ブレイクする要素はあると思うので、あとはいかにマーケティングに力を入れられるかというところですね」

「エンジェルウィングスの栽培は少々場所をとりますが、やりたいという方には指導しますよ!」と後進の育成にも前向きな姿勢がうかがえます。


✾エンジェルウィングスの活用方法✾

工藤さんにエンジェルウィングスのおススメの活用方法を伺いました。

「ハンギングバスケット(観葉植物を育てるために使用される吊り下げられた園芸容器)に入れて飾ったり、プランター寄せ植えや花壇も良いと思います。濃い色の花と一緒にすると主役の花が引き立ちますね。それから、切った葉っぱに好みの花を添えて飾ると可愛らしい感じになりますよ」

主な出荷時期は春・秋で、市内の産直等に並ぶ予定ですので、見かけたらまずは優しく触ってみてください🍃👐


産直の入口付近に並べられた「エンジェルウィングス」🍃見本がある場合も!

さらに・・・今年から来年にかけて、新たな種類のエンジェルウィングスがデビューするとのこと🎉今からとても楽しみです!そして、今後の工藤さんのチャレンジからも目が離せません!👀

「エンジェルウィングス」は、ふるさと納税返礼品からもお選びいただけます。