2024年7月14日  兄川稲荷神社祭典が行われ 兄川先祓いが奉納

 地域に響く子どもたちの元気な掛け声

 

2024714

八幡平市田山地区の兄川、折壁・日泥、田山の各集落で祭典行事があり

八幡平市指定無形文化財の「先祓い」が奉納されました。 

 兄川の先祓いを紹介します。


<兄川先祓い>熱のこもった踊りに周りから拍手

今年は、例年より子どもたちの参加が多く

笛や太鼓に合わせて威勢よく掛け声をあげながら踊る勇壮な姿に

(お祭りスタイルでジャンプするほほえましい幼い子どもたちの姿もありました)

地域の皆さんはじめ遠方から訪れた人たちから拍手が送られました。

(兄川先祓いの1日を短い動画にまとめました)

 




参加した方々にお聞きしました

今年兄弟で初めて参加した八幡桃馬さん(田山小5年)は「みんなと仲良くなれる機会になった。来年は別の先祓いに出たい」。弟の陽橙(はると)さん(田山小1年)は「全部楽しかった」と笑顔で話してくれました。

 お兄さんの八幡桃馬さん(左)弟の陽橙(はると)さん(右)
※写真と二人のお話は保護者の方の許可を得て紹介しています



工藤颯悠(そうや)さんは社会人。兄川先祓いを踊るために帰省しました。「年に

1回、地域のみんなが集まることは自分にとってすごく大事な行事。毎年開催でき

ていることに感謝しています。やっていて楽しいのが一番」と踊る喜びを感じていました。


工藤颯悠(そうや)さん



小太鼓を演奏している関貴之さんは、「今、兄川に暮らしている子どもたちは6人。その3

倍もの人が踊ってくれたので集落がにぎやかになった気がします。これからもできる限り

兄川の先祓いを伝えていけたらなと思う」と力を込めます。


関貴之さん


 

 

かつて兄川先祓いは、田山地区では8集落で行われていましたが、少子化により現

在3集落に減りました。

兄川先祓い保存会は、地域の郷土芸能を継承しようと2010年、初めて他の地域の

と女子の参加を認めたということです。

 https://www.facebook.com/anikawa.sakiharai/?locale=ja_JP

 

 

 

※兄川先祓い保存会の資料によりますと

兄川の先祓いは、部落の祖、関精兵衛、佐藤半助、杉本某、林元市兵衛が兄川に宿

場ができたことを記念して躍らせたのが始まりといわれています。